夏の思い出⑪ 〜ここで土になる〜

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今年の高学年夏休みの課題図書。
子供と一緒に読み考えました。

簡単なあらすじ。

かつては人々で賑わっていた村にダムの建設計画が持ち上がります。
その結果、少しずつ人々は村から去り、徐々に人々の繋がり、当たり前の日常、子供達の笑い声が失われていきます。

結局、そのダムの建設は中止。
最後に残ったのは、村をずっと見守り続けたイチョウの木と、一組の老夫婦。
たとえ計画が中止になっても、かつてここにいた村の人々も、賑わいも戻ってくるわけではない。失われた自然が簡単に戻るわけでもない。
でも、その老夫婦は静かな覚悟を持って、そこで生き続けていく・・・というドキュメンタリー。


四国に帰って、同じような場所を見て、この本の内容が少し実感できたのではと思います。

ダムを見て、その底にかつて人々の営みがあったことに想いを馳せる。(本とは別の場所です)
道路の建設現場を見て、立ち退いた人々の思いを想像する。

知識を頭に入れることはもちろん大切だけれど、それを肌で感じる、ということも同じくらい大切な気がします。
頭でわかっているつもりでも、実際に足を運び見ると全く違う感覚を抱く事があります。
それを言葉で表現できなくてもいい、感じて欲しい、と思います。

今回、子供の感想文には、怒りと哀しさと決意を感じました。

それが、実際にそういう場所を見た結果かどうかはわかりません。家で本を読んだだけでも同じ事を書いたかもしれない。
でも、肌で感じた事はこの人達のどこかに積もっている、と信じます。

これからも、例えば日常テレビで見るニュースをただ出来事として認識するだけでなく、そこにいる人々や、その感情や、問題を想像する力を身に付けて欲しいなとは思います。











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by nakochie | 2016-09-09 14:50 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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